毎日のように床に落ちている米粒やパンくず、気付けばまた積もっている髪の毛やホコリ…。さらにペットを飼っているご家庭では、抜け毛が加わって「掃除しても追いつかない」と感じることも少なくありません。そんな日々の小さなストレスを減らすには、サッと出してすぐ使えるコードレス掃除機が欠かせません。
本記事では、マキタの主要5モデルを暮らし目線で徹底比較します。まずは代表的なポイントだけ簡単に整理しておきます。
◆ 比較表
| モデル名 | 電圧 | 集じん方式 | 重さ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| CL180FDRFW | 18V | カプセル | 約1.4kg | 強力吸引のパワー型 |
| CL108FDSHW | 10.8V | カプセル | 約1.0kg | 軽くて扱いやすい万能型 |
| CL107FDSHW | 10.8V | 紙パック | 約1.1kg | 衛生的に使える紙パック式 |
| CL116DWI | 10.8V | カプセル | 約1.0kg前後 | 手軽に使える内蔵バッテリ型 |
| CL286FDZW | 18V | サイクロン | 約1.7kg | ペット毛とラグに強い高性能型 |
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5機種をざっくり比較|まず知っておくべき特徴まとめ
マキタの代表的な5モデル(CL180・CL108・CL107・CL116・CL286)を、用途ごとに解説します。
CL180FDRFW|18Vパワーが魅力の“王道パワー型”
CL180は、18Vバッテリーによる安定した吸引力が特徴のモデルです。
吸込仕事率は、強約37W(標準約10W) と明確で、フローリングのゴミや食べこぼしなら十分に対応できます。
■ 主な特徴
- カプセル容量:約650mL
- 連続運転:強・標準で異なり、標準モードで約20分
- 充電:約22分
- 質量:約1.4kg
- トリガースイッチで細かいオン/オフが操作しやすい
■ 向いている家庭
- ペット毛や食べこぼしが多い
- 週末にまとめ掃除をしたい
- 18Vバッテリーを他のマキタ工具と共有したい
👉 フローリングも食べこぼしも一気に吸える18Vモデル
CL108FDSHW|軽さと扱いやすさの万能型
CL108は、10.8Vのスライド式バッテリーを採用した軽量・万能タイプです。
約1.0kgと扱いやすく、毎日のサッと掃除をストレスなくこなしたい家庭に向いています。
■ 主な特徴
- 最大吸込仕事率:30W(パワフルモード)
- 連続使用:標準約25分
- カプセル式/容量600mL
- ワンタッチスイッチで長時間の掃除も楽
軽さと吸引力のバランスが良く、2〜3LDKのフローリング掃除なら十分にこなせます。
■ 向いている家庭
- フローリング中心で毎日こまめに掃除したい
- 軽い掃除機を使って短時間で素早く終わらせたい
- 家全体(2〜3LDK)を無理なく一気に掃除したい
👉 毎日のサッと掃除が驚くほどラクになる軽量タイプ
CL107FDSHW|紙パック式で“ゴミが見えない”清潔特化モデル
CL107は、10.8Vクラスの中でも紙パック式による清潔性の高さが最大の特徴です。
ゴミが見えず、パックごとそのまま捨てられるため、ホコリを触りたくない家庭に向いています。
■ 主な特徴(修正版)
- 最大吸込仕事率:32W
- パック容量:約300〜330mL(紙)/約500mL前後(ダストバッグ)
- パックを外してそのまま捨てられる“ダストレス仕様”
- 質量:約1.1kgで扱いやすい
- 紙パックによりゴミが舞いにくく、アレルギー対策としても有効
■ 向いている家庭
- ホコリ・髪の毛を目にせず処理したい
- 家族にアレルギーがあり、ゴミ捨て時の舞い上がりを避けたい
- パック交換の手間より、清潔さを優先したい
👉 ゴミが見えず衛生的。ホコリを舞わせたくない家庭に
CL116DWI|最軽量クラスの“手軽なサブ機”
CL116は、バッテリー内蔵型のため充電しておけばすぐ使える手軽さが魅力です。
質量約0.93kgとシリーズ最軽量で、階段や2階、玄関など「短時間でサッと済ませたい場所」に最適です。
■ 主な特徴
- 吸込仕事率:21W(軽作業向けのパワー)
- 連続使用:約15分
- カプセル式/560mL
- バッテリー内蔵で、充電・脱着の手間がない
軽いホコリ・髪の毛・砂程度なら十分対応でき、日常のサブ掃除機としての使い勝手が高いモデルです。
■ 向いている家庭
- 2階・階段・玄関・トイレなどの局所用サブ機が欲しい
- とにかく軽い掃除機で取り回しのストレスを減らしたい
- 初めてコードレス掃除機を使うので、操作が簡単なモデルを選びたい
👉 階段・2階・玄関に最適。とにかく軽くて手軽
CL286FDZW|サイクロン一体式 × 18Vの最強パワーモデル
CL286は、18Vクラスで最も高い吸引性能を持つ上位機種です。
サイクロン構造により空気とゴミを分離し、吸引力が落ちにくいのが最大の強みです。
■ 主な特徴
- 最大吸込仕事率:100W
- サイクロン一体式で吸引力が持続
- 透明ダストカップでゴミ量が分かりやすい
- 質量:約1.5〜1.7kg(バッテリーにより変動)
- 連続運転時間:パワフル約8分/強約15分/標準約21分/エコ約38分
- スティック型としてはやや重めだが、強力なパワーと安定感がある
■ 向いている家庭
- ペットの抜け毛がとにかく多い
- 毛足の長いラグ・カーペットをしっかり掃除したい
- 18Vバッテリーを複数所有し、運用できる
👉 ラグもペット毛も一気に吸い上げる最強クラスの吸引力
5機種ざっくりスペック比較表
| モデル名 | 電圧 | 集じん方式 | 最大吸込仕事率 | 集じん容量 | 標準連続 | 重さ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CL180FDRFW | 18V | カプセル | 約37(強) | 約650mL | 約20分 | 約1.4kg |
| CL108FDSHW | 10.8V | カプセル | 30W | 約600mL | 約25分 | 約1.0kg |
| CL107FDSHW | 10.8V | 紙パック/バッグ | 32W | 330mL(紙)/500mL(バッグ) | 約25分 | 約1.1kg |
| CL116DWI | 10.8V | カプセル | 21W | 約560mL | 約15分 | 約0.93kg |
| CL286FDZW | 18V | サイクロン | 100W | 約250mL | 約21分 | 約1.6kg前後 |
米粒・食べこぼし・パンくずに強いのはどのモデル?
家庭で最もよく落ちているゴミが、米粒・パンくず・シリアルなどの硬い食べこぼしです。
ここでは 「吸引力」+「取り回し」+「操作のしやすさ」 の3つを基準に選びます。
フローリング中心なら“10.8Vクラスで十分”
CL108・CL107はパワフルモードで30〜32Wあり、
米粒・パンくず程度なら 一発で吸える十分な吸引力 があります。
さらに、
- 軽い(約1.0〜1.1kg) → テーブル下やキッチンの動線で扱いやすい
- ワンタッチスイッチ → 食後の“一気がけ”に向く
- コンパクト → 毎日使う掃除にストレスがない
という点で、食べこぼし掃除との相性が非常に良いです。
ベストバランス:CL108FDSHW
10.8Vクラスの中で最も軽く、
- 操作が直感的
- パワーと軽さのバランスが良い
- 食後のサッと掃除に最適
という理由で 最も実用的な1台 です。
ラグ・マットが多い家は“18Vが有利”
毛足のあるラグ(小さめの敷物)やマット類では、米粒やシリアルが繊維の奥に入り込みやすく、
30W台では取り残しが出ることがあります。
そのため パワーが重要 になります。
- CL286(100W) → もっとも深く吸い上げられる
- CL180(37〜42W) → フローリング+薄手マットなら対応可能
特に CL286 は
- サイクロン一体で吸引力が落ちにくい
- ペット毛と食べこぼしが混ざった汚れにも強い
- ラグの奥まで一気に吸い上げる
という点で、ラグのある家庭には圧倒的に有利です。
髪の毛・ホコリ・ペットの毛に強いモデル
髪の毛やペット毛は、フィルタの詰まりやすさで使い勝手が大きく変わります。
ここでは 詰まりにくい構造かどうか を基準に比較します。
毛に強い構造のモデル
■ CL286(サイクロン一体式)
空気とゴミを回転分離するため
フィルタに毛が貼り付きにくく、吸引力が落ちにくい。
■ CL107(紙パック式)
毛・ホコリが紙パック内で完結し、
フィルタ掃除をほぼ必要としない。
毛が詰まりやすい構造のモデル
(CL180/CL108/CL116)
- 毛がフィルタに貼りつきやすい
- 週1回ほどのフィルタ掃除が必要
- 毛量が多い家庭では吸引力の低下が早い
軽さと価格は魅力だが、
ペット毛が多い家庭には向いていない。
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小型機での検証レビューも役立ちます。G35の実力はこちら。👇
ゴミ捨てのラクさ比較|紙パック・カプセル・サイクロンの違い
カプセル式(CL180/CL108/CL116)
デメリット
- ゴミが見える
- ホコリが舞いやすい
- 毛がフィルタに絡みやすく、手入れが必要
■ 対応策
- ゴミ捨て時はゆっくり開ければ舞い上がりを抑えられる
- ペット毛が多い家庭は週1フィルタ掃除を習慣化すれば吸引力を保ちやすい
- 不織布フィルタに交換すると毛の絡みが軽減する
メリット
- ランニングコストゼロ
- ひねって捨てるだけで手軽
- 仕組みがシンプルで故障が少ない
紙パック式(CL107)
デメリット
- 紙パック代がかかる
- パックを放置すると吸引力低下が起こる
■ 対応策
- まとめ買いすれば1枚あたりのコストは下がる
- 月1交換を目安にすれば性能低下を防げる
メリット
- ゴミが見えない
- ホコリを吸い込むリスクが少ない
- パックを外してそのまま捨てるだけで衛生的
サイクロン式(CL286)
デメリット
- 容量250mLで少なめ
- ゴミが見える
- たまに分解洗浄が必要
■ 対応策
- 少量でも高いパワーで短時間掃除すれば問題なし
- ゴミが見えるのが嫌なら紙パック式との併用が最適
- 分解洗浄は月1で十分、作業時間は数分
メリット
- 吸引力が落ちにくい構造
- フィルタ掃除の頻度が少ない
- ランニングコストゼロ
家庭タイプ別の最適モデルまとめ
パワー最優先
- CL286FDZW(最強)
- 次点:CL180FDRFW
→ ラグ・ペット毛・大量の食べこぼしも一気に回収できる。
軽さ・使い勝手を優先
- CL108FDSHW(万能)
- サブ機:CL116DWI
→ 毎日の“サッと掃除”に最適。
ゴミを見たくない・衛生重視
- CL107FDSHW(紙パック)
→ 交換するだけで手が汚れない。
掃除頻度が低い家庭
- CL286(短時間で強力回収)
- CL107(詰まりにくく放置に強い)
2台持ちで使い分けたい
- メイン:CL108 または CL286
- サブ:CL116
→ 玄関・2階・トイレ用に最適。
まとめ|家族+ペット家庭が後悔しない選び方
◆ 日常の使いやすさ重視 → CL108FDSHW
軽さ・操作性・パワーのバランスが最も良く、
毎日の食べこぼし・ホコリ掃除に最適。
「とりあえず1台」で最も後悔しにくい。
◆ パワー重視 or 衛生面を優先 → CL286(パワー)/CL107(清潔)
- CL286:ラグ・ペット毛・重めの汚れに強い最強モデル
- CL107:ゴミが見えず、ホコリを舞い上げにくい紙パック式
どちらを選ぶかは、
“パワー優先か、衛生優先か” で決まる。
◆ まとめ掃除派 → CL180FDRFW
18Vの高パワーと大容量カプセルで、
週末のまとめ掃除に強い実用モデル。
◆ サブ機として最軽量が欲しい → CL116DWI
約0.93kgで階段・2階・トイレ向け。
2台目として最も扱いやすい。
最後に
家の床環境(フローリング/ラグ)、
ペットの毛量、
掃除頻度、
ゴミ捨ての好み(紙パック/カプセル/サイクロン)──
この4点を組み合わせると、自分に最適な1台が迷わず選べます。

