秋の高山祭2023に訪れる皆さん、楽しみにしていたこの季節がやってきましたね。
秋の高山祭(八幡祭)は、春の高山祭(山王祭)とあわせて日本三大美祭のひとつです。2016年12月には「高山祭の屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
豪華絢爛な屋台や山車の巡行、伝統的な祭り衣装やグルメなど、見どころ満載のイベントです。
しかし、秋の高山祭は大変混雑するため、初めて行く方や混雑を避けたい方にとっては、どのように計画を立てればよいか悩むところでしょう。
そこで、この記事では、秋の高山祭2023の見どころやアクセス方法、駐車場情報などを詳しく解説します。秋の高山祭を満喫するために、ぜひ参考にしてください。
半世紀ぶりの化粧直し 高山祭伝統の屋台 囃子は70年ぶり復活へ :朝日新聞デジタル https://t.co/I0c1EBVHMy
— 朝日新聞岐阜総局(あゆゆ) (@asahi_gifu) October 6, 2023
職人の手によって蘇った屋台。復活するお囃子も楽しみです(荻)。
はじめに
秋の高山祭2023とは?
高山祭とは、春の『山王祭』と秋の『八幡祭』、2つの祭りからなる素晴らしいお祭りです。この記事では、特に秋の『八幡祭』に焦点を当ててみましょう。
『八幡祭』は、高山の北半分に位置する櫻山八幡宮の例祭で、毎年10月9日と10日に開催されます。この日々になると、安川通りの北側には11台のカラフルな屋台が立ち並び、賑やかな祭りの雰囲気が街を彩ります。
この祭りでは、屋台が町を巡る曳き廻しや、布袋台のからくり奉納など、伝統的な祭りの儀式が行われ、訪れる人々に楽しいひとときを提供しています。高山の人々によって大切に守り継がれてきたこの祭りは、地域の結びつきと文化の豊かさを感じさせてくれます。
秋の高山祭2023の開催概要
【開催期間】
2023年10月9日(月・祝)~2023年10月10日(火)
【開催場所】
櫻山八幡宮、その周辺
【お問い合わせ先】
高山市観光課 0577-32-3333
【祭行事催行時間】
開 催 日 | 祭 行 事 | 開 催 時 間 |
10/9(月・祝) |
屋台曳き揃え | 9:00~17:00頃 |
からくり奉納 | 12:00~12:20頃、14:00~14:20頃 | |
御神幸 | 13:20~15:30頃 | |
屋台曳き廻し | 13:30~16:00頃 | |
宵祭 | 18:15~20:30頃 | |
|
御神幸 | 8:30~12:00頃、13:30~16:00頃 |
屋台曳き揃え | 9:00~16:00頃 | |
からくり奉納 | 11:00~11:20頃、13:00~13:20頃 |
天候により祭行事が中止になることがあります。その場合は日程の順延はありません。
2日目の今日(10/10)は青空ものぞき、昨日は雨天で中止になった11台の祭り屋台が、桜山八幡宮の参道に曳き揃えられました。
境内では「布袋台(ほていたい)」のからくり奉納が披露され、2体の唐子(からこ)人形が回転しながら雲梯(うんてい)を渡ったり、布袋人形の肩に乗ったりすると、観光客から歓声と拍手が上がりました。
約4年ぶりの通常開催でしたが、高山市によると、2日間で2019年の半分の112,000人が訪れたということです。
#櫻山八幡宮 の例祭、秋の #高山祭(#八幡祭)が雨の中開催されています。各屋台は #屋台蔵 で公開され、お囃子の音色が響き渡ります。#飛騨高山
— 飛騨・高山観光コンベンション協会 (@hidatakayama1) October 9, 2023
最新スケジュールはこちらhttps://t.co/mcmJHWrc7e pic.twitter.com/ghmMEEBGw1
お天気回復して、高山祭2日目は山車も出てるー🙉🙉🙉 pic.twitter.com/jJZLHWRwjZ
— yuyu🍹 (@yuyu_sugar_) October 10, 2023
二日目の #高山祭 は青空が広がっています😄#桜山八幡宮 の表参道に #屋台 が曳き揃えられ、圧巻の迫力です!#飛騨高山 pic.twitter.com/tF79Qn7bBC
— 飛騨・高山観光コンベンション協会 (@hidatakayama1) October 10, 2023
秋の高山祭2023の見どころ
高山祭で曳かれる屋台は、中部地方の一部では「山車」とも呼ばれています。
屋台の特徴は、7~8mもある屋根の高さが伸縮したり、上段、中段、下段の3層になっていて、方向転換するときに3輪になるところです。
また、屋台には各組の紋章である「台紋」があしらわれていて、名工による彫刻や、京都西陣織の見送り幕、細部まで刺繍を施した大幕など、職人の技が光る芸術品です。
高山祭屋台は「動く陽明門」とも呼ばれ、国の重要有形民俗文化財です。
毎年10月9日と10日に行なわれる秋の高山祭(八幡祭)は、今年はなんと4年ぶりの通常開催です!
— 高山市広報 (@takayama_kouhou) October 4, 2023
日本三大美祭と言われている絢爛豪華な秋の高山祭をぜひご覧ください!✨ pic.twitter.com/2ovkphy3oo
【屋台曳き揃え】
高山祭屋台曳き揃えとは、岐阜県高山市で開催される高山祭の初日に行われ、国の重要有形民俗文化財に指定されている高山祭屋台11台が、表参道に勢揃いする行事です。
屋台曳き揃えは、午前9時頃から始まり、午後5時頃まで続きます。屋台は、表参道の両側に整列し、屋台の彫刻や見送り幕を鑑賞することができます。また、屋台の曳き手による力強い曳き声も聞くことができます。
高山祭屋台曳き揃えは、高山祭の最大の見どころのひとつです。豪華絢爛な屋台と、曳き手の力強い曳き声に圧倒されることでしょう。
【からくり奉納】
秋の高山祭からくり奉納とは、高山祭の初日に、高山祭屋台のひとつである「布袋台」で行われる伝統芸能です。
布袋台は、高山祭屋台の中で唯一、からくり奉納する屋台です。からくり奉納では、2体の唐子人形が、棒を渡って布袋様に飛び乗る「離れからくり」や、布袋様が軍配を振る「軍配からくり」などのからくり人形が披露されます。
江戸時代から伝わるこの芸能は、屋台から出てきた「からくり」を熟練の綱方が操ります。
春の高山祭では、12基ある屋台のうち3基の屋台(三番叟・石橋台・龍神台)がからくり人形を持ちます。龍神台のからくりは、壺の中から怒り狂った龍神が現れるという仕掛けで、綱方と呼ばれる人たちが32本の綱で人形を操ります。
秋の高山祭で唯一からくり奉納をする布袋台。稽古の前には、屋台の飾り付けも行われました(荻) https://t.co/voJFkLIiEz pic.twitter.com/oUV3P0w2Oy
— 朝日新聞岐阜総局(あゆゆ) (@asahi_gifu) October 3, 2023
【御神幸(ごしんこう)】
高山祭の秋の祭りの行列を「御神幸」といいます。御神幸は、祭りの2日目の午前9時ごろから午後4時ごろまで、家々を回ります。
御神幸は、闘鶏楽(とうけいらく)や裃姿(かみしもすがた)の警固(けいご)など伝統の衣装を着た総勢数百人の祭行列です。神輿や神職が、お囃子や雅楽と獅子舞に先導され、町内を練り歩きます。
御神幸は、氏子の繁栄を願い、神様が1泊2日の旅をするものです。御旅所が宿所となります。
2023年の秋の高山祭は、10月9日(祝・月)~10日(火)に開催されます。9日の午後に櫻山八幡宮を出発し町を巡ります。10日は午前に櫻山八幡宮を出発し、お旅所を経由して櫻山八幡宮へ帰っていきます。
【屋台曳き廻し】
秋の高山祭(八幡祭)の「屋台曳き廻し」は、祭り初日の10月9日の13時30分頃から16時頃まで行われます。
屋台曳き廻しでは、神楽台、鳳凰台、神馬台、豊明台の4台の屋台が八幡宮参道北の町内を巡ります。4台のうち神楽台・鳳凰台は毎年登場。残る2台は布袋台を除く屋台から交代で参加します。
【宵祭(よいまつり)】
高山祭の宵祭は、秋の高山祭の夜に開催されるお祭りです。2023年の秋の高山祭は、10月9日(火・祝)に開催されます。
見どころは、11台の屋台の曳き揃えと4台の屋台による曳き廻しです。また、からくり人形の巧みな動きや、戻し車と呼ばれる車輪を使って屋台の向きを変える技術も見どころです。
宵祭の際には、鳩峯車の曳き手の衣装が麻でできた「白丁(はくちょう)」と呼ばれる衣装に着替えられます。これは、かつて八幡祭が旧暦の8月に行われていたことに由来しています。
【地元の美食】
秋の高山祭では、さまざまな屋台グルメが楽しめます。高山名物の飛騨牛や、地元の食材を使った料理など、バラエティ豊かなメニューが揃っています。
#高橋知幸 アナの「一押し!」
— 「ONE STYLE」TOKAI RADIO (@onestyle929) October 7, 2023
来週9(月)・10(火)は秋の高山祭。そこで、高山に行ったらぜひ食べて欲しい、旬のスイーツをご紹介します!秋の味覚がふんだんに使われた、期間限定のパフェです。https://t.co/zZznIh4288#ワンスタ #高井一 #東海テレビ #TOKAIRADIO pic.twitter.com/EtsBCpiFyl
10/5(木)東海テレビ「スイッチ」で紹介されました。
肉の匠家 安川店
①飛騨牛食べ比べ3貫にぎり寿司
②飛騨牛ジャンボコロッケ
③飛騨牛まぶしハーフ&ハーフ
福太郎
①みたらしだんご
②あぶらえ五平餅
三州屋
①さるぼぼアイス いちご味
②さるぼぼアイス 飛騨牛乳味
原田酒造場
①山車 吟醸ひやおろし
②日本酒試飲
秋の高山祭を満喫するためには、ぜひこれらの魅力を体験してみてください。
秋の高山祭2023のアクセス方法
・櫻山八幡宮は、高山駅から約1.3Kmです。(徒歩20分)
公共交通機関を利用する場合
【電車】
①東京からの場合(4時間06分)
・東京駅⇒新幹線のぞみ(1時間50分)⇒名古屋⇒JRワイドビューひだ(2時間16分)⇒高山
②名古屋からの場合(2時間16分)
・名古屋駅⇒JRワイドビューひだ(2時間16分)⇒高山
③大阪/京都からの場合A(4時間12分)
・大阪駅⇒JRワイドビュー飛騨(4時間12分)⇒高山
④大阪/京都からの場合B(3時間06分)
・新大阪駅⇒新幹線のぞみ(50分)⇒名古屋⇒JRワイドビューひだ(2時間16分)⇒高山
【バス】
①東京からの場合(5時間30分)
・新宿バスターミナル⇒濃飛バス/京王電鉄⇒高山
②名古屋からの場合(2時間45分)
・名古屋バスターミナル⇒濃飛バス/JR東海バス/名鉄バス⇒高山
③大阪/京都からの場合(5時間11分)
・難波⇒濃飛バス/岐阜バス⇒高山
車を利用する場合
平成20年7月、東海北陸自動車道・飛騨トンネル開通で白川郷・金沢が近くなりました。
①金沢からの場合(1時間50分)
②白川郷からの場合(50分)
③東京からの場合(4時間30分)
④名古屋からの場合(2時間30分)
⑤大阪からの場合(4時間00分)
周辺の駐車場情報
【無料駐車場】
匠ヶ丘臨時駐車場(駐車場案内図 No.2⃣)
名鉄自動車整備 飛騨支店の向かい側にあり、会場から約5キロ離れていることから無料シャトルバスが随時運行されています。
収容台数は550台で、駐車料金は無料となっていますので高山祭に訪れる際には便利です。
シャトルバス運行時間: 9日 |9:00~21:00, 10日 |9:00~16:00
【有料市営駐車場】
有料駐車場は祭りの周辺エリアに点在しており、便利な立地に位置しています。駐車場の混雑が予想されるため、早めの到着を心掛けてください。
駐車料金:8:00~20:00 50円/60分、 20:00~8:00 50円/60分
No | 駐車場 | 収容数 | 祭り会場から |
❶ | 空町 | 128台 | 徒歩11分、約850m |
❼ | 花岡 | 155台 | 徒歩12分、約950m |
❿ | 不動橋 | 62台 | 徒歩9分、約700m |
⓫ | 高山駅西 | 130台 | 徒歩21分、約1.6㎞ |
秋の高山祭2023まとめ
秋の高山祭2023は、岐阜県高山市で開催される日本三大美祭のひとつです。
秋の訪れとともに、多くの人々が集まり、祭りの中心には、豪華絢爛な屋台と山車の巡行、伝統的な祭り衣装や屋台グルメなど、見どころ満載で、その美しさは圧巻です。日本の文化とお祭りの魅力を存分に味わうことができます。
イベントの日程や見どころの徹底解説に加え、交通アクセスや駐車場情報もお伝えしました。
秋の高山祭りに参加することで、この素晴らしい伝統を体験し、楽しいひとときを過ごすチャンスです。ぜひ、この祭りの魅力を探りに高山へ足を運んでみてください!